2009年04月26日

【楽々指導法】生徒との距離(1)

若い先生は、生徒との距離のとりかたに苦労するのでは
ないかと思い、今回からそれをテーマにお話することにします。


特に難しいのは、集団授業における生徒との距離です。


まずは、若い先生にありがちな、授業運営の典型的な失敗例を
挙げておきます。

実際に授業をしたことのあるかたであれば、わかると思いますが、
たいていのクラスは、最初、けっこう静かです。

で、先生としては、生徒との距離を縮めようと、
生徒のちょっとしたおしゃべりや、わがままを大目に見ます。

これが実は落とし穴。

生徒たちが最初静かなのは、様子をうかがっているからなんです。

様子をうかがうというのは、どういうことかと言うと、

先生がどこまでなら許してくれるのか、
という臨界点を見極めているのです。


あの先生は、ここまでならなら許してくれるけど、
これ以上のことをやると怒る、
という情報を得ようとしているんです。

これはもう、本能とまで言ってもいいくらいの性質です。

経験者でないとピンとこないかもしれませんが、
これは本当なんです。

なぜなんでしょう?

私の推測に過ぎませんが、
それは、基本的には、子供は大人が怖いからだと思います。

だから、どの程度までなら大丈夫なのか、
探りを入れているのだと思います。


ですから、あまりにも何でもかんでも許していると、
生徒はだんだん「あの先生なら、何をやっても大丈夫だ」
と思い込んでしまい、気づいてみたら手がつけられない状態に・・・

というのが、典型的な授業崩壊例です。

恐ろしいですねー。


このような事態を防ぐには、

最初の静かなときに、やっていいことと悪いことの、
しっかりとした基準を示してあげる


ということです。


なにも、授業中、突然ブチ切れる必要はありませんが、
(それは私です。笑)
何らかの形で、基準を示してあげてください。

生徒が調子に乗りすぎてるな、と思ったときだけ、
サッと真顔になるとか、声のトーンを落としてみるとか、
なにか「普段と様子が違うぞ」と生徒に思わせてください。

それも、なるべく早い時期に。

こういう、演技っぽいことが苦手な人は、
最初に説明しておいてもいいです。
「えー、先生は、これこれこういうことは許しません」とか・・・。

で、「許しません」と言ったことをやった場合は、
思いっきり怒ったらいいと思います。

年がら年中怒っているより、効果的です。

(次号に続く)



◆編集後記◆

(冒頭からの続きです)

弊害その3

前期選抜の合否は、面接と内申により決められるため、内申がその高校の
基準と比べて高くない場合は、合格はあまり期待できない。
でも、絶対に受からない、とも限らないので、「だめもと」で一応受ける。

ところが「だめもと」とは言え、やはり「不合格」の文字を見ると凹む。
そりゃそうだ。


弊害その4

この時期、学校のクラスは、前期選抜で合格した生徒と、
前期選抜で不合格だったか、あるいは前期選抜を受けなかった生徒が
混在している状態。

で、前者の生徒は合格しちゃってるものだから、完全にルンルン状態。
後者の生徒はもちろん、後期選抜に向けて最後の追い込み。

どんな雰囲気になるか、想像してみてください。

特に、前期不合格だったコの気持ちを。

中途半端になぐさめられても、余計に傷つきます。

前期合格者の同級生に「○○なら、後期、大丈夫だよ」と、
ニヤついた顔で言われた生徒が(そのコは普段、大人しく、真面目なコなんで


が)、
うちの塾で半泣きになりながら、「ちょームカついた!!!」とぶち切れまく


ていました。


・・・という感じですね。

弊害だらけです。

えー、ただ、そろそろこの制度、廃止になると聞いています。

正式発表を、心待ちにしております。
posted by ムーチョ・ササキ at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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