2008年09月26日

教科書を使い倒そう!〜数学編〜

特に基本が出来ていない人は、
参考書や問題集を買い込む前にすべきことがあります。
それが、

「教科書を使い倒す」

ということです。

ただ、だらだらと教科書を読む、とか、そういうことではないですよ。
「使い倒す」んです。

数学の教科書は、すでに参考書と問題集を兼備えた、立派な教材です。
特に基本を押さえるためには、もってこいの教材なんですね。

こんなに便利な教材を使いこなすことなく、参考書や問題集で勉強しようなんて

ほんと本末転倒、実にもったいない話です。

では、「教科書の使い倒し方」、伝授していきましょう!


●例題の答えを隠して、自分で解いてみよう!

数学の教科書には、「例1」「例2」…みたいな感じで、
例題がついています。
で、その例題の後には、解答と解説がついていると思います。


1)自分で解けそうなとき

この問題は解けそう、という場合は、解答と解説を隠して、
ノートにやってみましょう。
隠すものは、紙でも下敷きでも他の教科書でも、なんでもいいです。

解き終わったら、答え合わせ。
答えが合ってたときも、解説は読んでおいてくださいね。
教科書の解き方が自分の解き方と同じだったかどうか、
違っているならどこが違っているのか、よく見ておきましょう。

別にやり方が教科書と同じでなければいけない、
と言ってるわけではありませんよ。

自分のやり方はそれはそれでよしとして、
教科書のやり方もしっかり理解しておいたほうがいい、ということです。

なぜかというと、あとで役に立つかもしれなからです。
今は自分のやり方のほうがいいような気がしても、
だんだん問題が複雑になってきたりした時、
実は教科書のやり方のほうが効率的ではないか、
と気づくときがあるんです。

数学は、効率化できるところはなるべく効率化したほうがいいです。
その方が、より高度な思考に目が向く余裕が出るからです。

答えが間違えてたら当然、解説をよく読んで、やり方をつかんでください。
そして、しっかり理解したら、
もう一度答えを隠し、ノートにやり直しましょう。

「今答え見たんだから、出来るに決まってるじゃん」
と思う人もいるでしょう。

ですが、ここは手を抜かず、ちゃんと自分の手で解いてください。
答えを覚えてしまっていても気にする必要はありません。
ここで大切なのは、答えではなく、やり方を覚える、ということなのですから。


2)全然わからないとき

自分では解けそうもないときは、いきなり解答と解説を見ちゃって構いません。
そして、その解説を理解することに全力を傾けてください。

1回読んでわからなければ、もう1回読んでください。
それでもわからなければ、声に出して読んでみてください。
それでダメなら、今度はノートにその解説を書き写してみてください。

ここまですれば、完全にはわからずとも、うっすらとは何かが見えてくるはずで
す。
少なくとも、全部がわからないのではなく、ある言葉だったり、式だったりが
わからない、ということがわかるはずです。

誰かに質問するなら、それだけを聞けばいいのです。

おうちの人や先生に質問するのもいいですが、
その前に、自分の頭だけで分かるようになるまで頑張ってください。

「質問すればいい」みたいに思ってる親御さんや生徒さんって案外多いのですが

はっきり言って、それは間違いです。
質問する前に、自分の出来ることは十分にやってから質問しないと、
身になりません。

ちょっと教科書開けば済むことまですぐ質問してくる人がいますが、
私はそういう時は答えずに、
「教科書見てごらん」
と言います。

英語でも、教科書に出ている単語の意味を聞いてくる人がいますが、
「教科書の後ろ見てくれよ」
という感じです。(っていうかそう言ってます)

ま、ちょっと話がそれましたが、
「出来る限り自分の頭で考える」
という習慣を身に付けてくださいね。
特に数学をなんとかしたい人は。

それで、まあ、なんとかわかったとしましょう。

わかったら、解答と解説を隠して、自分の力で解きましょう。
そして答えあわせをして、合ってたらそれでよし。
間違えたら、もう一度解説を読んで、再チャレンジ。
これを徹底してください。


●「問い」を解こう!

例題のあとには「問1」「問2」…みたいな感じで、問題がありますね。
この「問い」は、例題でやったやり方で出来るようになっているので、
例題さえしっかり理解してあれば、まあ、出来るはずです。

ここで問題となるのは、答え合わせです。
すでに学校等でやった問題であれば、ノートに答えがいてあるはずですね?
それを見て答え合わせすればいいでしょう。

ところが、まだ学校でやっていない問題をやるときや、
やっていてもノートに答えを書いていない場合はどうするのか。

「教科書ガイド」を買ってください。
(自分が使っている教科書会社を調べて、それに準拠したものを買ってください
ね)

教科書ガイドには、なんとありがたいことに、
教科書の問題の答えがすべて載っています。
普通の参考書や問題集に比べるとお値段が若干高めですが、
教科書を使い倒すには、最強のお供になると思います。

答えが合っていたら、印をつけるのを忘れないでくださいね。
問題番号に「合ってました」という意味のチェックを入れるんです。
いわゆるチェックマークを入れてもいいし、「正」の字を書いていってもいいで
すし、
まあなんか自分なりに面白い考えて印をつけてください。

1回合ってただけで満足しちゃダメですよ。
少なくとも3回、出来れば5回以上、チェックがつくよう頑張ってください。
だから、チェックのつけかたも、ちゃんと回数がわかるような付け方をしてくだ
さいね。

ポイントは間違った問題ではなく、
合っていた問題に印をつける、ということです。
そのほうがモチベーションが上がると思いますよ。

パッと教科書開いて、いっぱい印がついてる。
それが、出来た問題だったら、
「ああ、おれも(あたしも)よく頑張ったなあ」
と思えますが、
沢山印がついてるのが、間違ってる問題だったら、
「おれ(あたし)、ダメじゃん」
って、落ち込んじゃいますよね。

だから、「合っていた問題」に印をつけましょう!


●まとめ問題も解こう!

あとはこの繰り返しです。
もちろん、章の終わりにある「まとめ問題」もちゃんと解いて印をつけていくの

忘れないでくださいね。

これらの作業が余裕のよっちゃんで出来るようになったら、
問題集などにチャレンジするのもいいでしょう。

ですが、余裕のよっちゃんでない場合は、
何度も何度もこれを繰り返してくださいね。
確実に成果があがりますよ。


●番外編〜用語の問題は?

数学の問題には、数は少ないですが、用語の問題が出ることもありますね。
たいていは太文字になっていますから、わかると思うんですけど。

これは自分で穴埋め問題を作っておけばバッチリです。
覚えるべき太文字をカッコにしておいて、前後の文章は丸写し。
時間がたってからも、覚えているかどうか何度も確認しておきましょう。


●おすすめ教材!

どうしても自力では数学の教科書を理解できない、
という人にオススメの教材があります。

語りかける中学数学高橋 一雄
価格:¥ 2,940(定価:¥ 2,940)
http://www.amazon.co.jp/dp/4860640942/ref=nosim/?tag=sasakyou-22

語りかける高校数学 数1編高橋 一雄
価格:¥ 2,625(定価:¥ 2,625)
http://www.amazon.co.jp/dp/4860641280/ref=nosim/?tag=sasakyou-22

この2冊は本当にわかりやすいし、親しみのもてる参考書です。
タイトル通り、著者の高橋先生が語りかけてくるようです。
なんか小さい字で、生徒のツッコミみたいな文も挿入されていて、微笑ましいで
す。

一人で勉強していても、
「一人じゃないんだ」という気持ちにさせてくれる、あったかーい教材です。

指導書としてもかなり勉強になる本なので、新人塾講師は必携ですね。


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タグ:数学 教科書
posted by ムーチョ・ササキ at 22:26| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すばらしい記事だと思いました(7年前のものですから、このコメントをご覧になることはないかもしれませんが…)


私はこの春新高3になります。
志望校を決め、改めて今までの成績を見返し、「自分には数学の基礎力が決定的に欠けている」ということをようやくはっきりと自覚しま
した。

でも「よし、じゃあ教科書を徹底的にやろう!」と思っていざページを開いてみると、例題の下の、解答・解説がまず目に入ってきてしまいます。その「チラ見」のおかげで解けた気になっただけではダメなんじゃないかと思い、その下の練習問題を使おうと思っても答えがすべてそろっているわけでもないし、章末問題だって略解しか分かりません。

「数学がわからなければ教科書から!」という話はよく聞くのですが、このちょっとした段差につまずいて結局教科書にはあまり触らないでここまで来ました。

・答えなら教科書ガイドがある
・何回も繰り返すということは、1回目にチラ見で分かった気になっていた問題も、2回目で分かっていたかったことがわかるかもしれないから気にしなくていい

春休みという時間がありますので、今から早速教科書ガイドを買いに行って、全部余裕のよっちゃんになるまで使い倒してきます。ありがとうございました。
Posted by 77 at 2015年03月17日 14:07
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